我が家には片頭痛持ちの家族がいます。
月に数度は片頭痛を起こし、酷い時は寝込みます。検査をしても原因不明。なす術無し
2021年ごろから、片頭痛対策の薬が発売され、保険適用で3割負担で済むようになりました。
現在のところ、以下の3種類の薬があります。
製品名 | エムガルティ | アイモビーク | アジョビ |
一般名 | ガルカネズマブ | エレヌマブ | フレネズマブ |
製造販売元 (販売元) | イーライリリー (第一三共) | アムジェン | 大塚製薬 |
作用機序 | 抗CGRP抗体 | 抗CGRP受容体抗体 | 抗CGRP抗体 |
用法 | 皮下注射 初回2本 その後、1本/回(1ヶ月毎) | 皮下注射 1本/回(4週毎) | 皮下注射 ① 1本/回(4週毎) ② 3本/回(12週毎) |
注射部位 | 腹部、大腿部、上腕部、臀部 | 腹部、大腿部、上腕部 | 腹部、大腿部、上腕部 |
薬価 | 45,165円 (自己負担13,550円) | 41,167円 (自己負担12,350円) | 41,167円 (自己負担12,350円) |
我が家の片頭痛抑制薬の使用歴
我が家の片頭痛抑制薬の使用歴と感想です。
※効果は個人差・相性があるはずです。あくまでも一人の体験者のケースという事で、参考程度に。
- エムガルティ
最初に試したのはエムガルティでした。初月に2回注射。その後は月一注射を半年。
効果は結構あったようで、片頭痛の回数は減りました。
しかし3週間が過ぎ、4週目あたりに片頭痛が起きていたようでした。
- アイモビーグ
医者のススメでアイモビーグに替えてみました。
しかし家族においては効果が弱かったようで、ちょっと片頭痛が多かったようです。
「エムガルティの方が良かった」という結果になり、アイモビーグは1か月で終了しました。
- アジョビ
エムガルティに戻すかという話もありましたが、医者との相談の結果、アジョビに切り替える事にしました。
効果はかなりあったようで、エムガルティと同等以上のようです。
エムガルティだと4週目が弱かったのが、4週目も片頭痛が少ないようです。
エムガルティより若干安く済むのも有難いです。
半年以上経ちますが、現在もアジョビを継続中です。
片頭痛抑制薬のメリット
- 多くの人に効果がある。
他の頭痛対策に効果が無かった人も含め、多くの人に効果が出ているようです。
実際、家族の片頭痛にも効果はあり、片頭痛に悩む回数は激減しました。
寝込むことはほぼほぼ無くなりました。
- 片頭痛抑制薬のデメリット
効果は個人差がある。自分の身体で試してみないと分からない。
- 痛い
注射なので、少しは痛いです。
まぁ片頭痛に苦しんでる人からすれば、比較にならない軽い痛みだと思いますが。
- お金がかかる
継続すると、自己負担は1.4万円/月程度。年間17万円程度のお金がかかります。
結構大きいですよね。
まずはその費用を出せるかどうか。
出せるとしても、効果は個人差があるので、それに見合う効果があるかどうかを、考える必要があります。
我が家は、やる価値ありと判断して、継続して使ってます。また確定申告で医療費控除を申請し、2万円/年程度はお金を取り戻すようにしています。
まとめ
片頭痛抑制薬が発売され、保険適用されてます。
それでも自己負担は1.4万円/月ほどなので、誰でも気軽に試せるレベルではありません。
しかし片頭痛に苦しむ人にとって、選択肢が増えるのは良いことですよね。
頭痛が無い人からすれば、頭痛が起きない事は至って普通の事ではありますが、
片頭痛に苦しむ人にとっては夢のように快適で、お金を払ってでも手に入れたい事なのかもしれないですし。
願わくば、こういった薬が普及して、もっと安価に、気軽に、片頭痛を抑える事ができるようになると良いですね。
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