我が家の子供2人は自閉症です。
娘が自閉症と診断されたのは2歳3か月頃の事です。
診断にあたって発達検査を受けました。
今回は発達検査と発達指数DQについて書きます。
発達検査の種類
発達検査には何種類かあります。代表的なものを紹介します。
名称 | 適応年齢 | 実施方法 |
新版K式発達検査 | 生後100日後~成人 | 328項目。1対1(検査者と被検査者)の個別式検査 |
津守・稲毛式乳幼児精神発達診断法 | 0歳1か月~7歳 | 438項目。母親など子どもの養育者に個別面接 |
遠城寺式幼乳幼児発達検査 | 0歳0か月~4歳8か月 | 151項目。母親など子どもの養育者に個別面接 |
KIDS(キッズ)乳幼児発達スケール | 0歳1か月~6歳児 | 約130項目。日ごろの行動に照らして、〇×で回答 |
発達指数DQ
発達検査の結果として、発達指数DQ(Developmental Quotient)という数値が出ます。
知能指数IQの子供版のようなもので、年齢相応に発達しているかどうかが分かるというものです。
平均的な子供は100前後(80~120)です。
DQから知的障害の程度を判断する際、おおまかには以下のような分類になります。
知的障害の程度 | 発達指数DQ |
境界域(グレーゾーン) | 80~70 |
軽度 | 70~50 |
中度 | 50~35 |
重度 | 35~20 |
最重度 | 20未満 |
我が家の娘の検査結果
ちなみに我が家の娘は2つの発達検査を受けた事があります。
結果は以下の通りです。
発達検査 | 検査時の年齢 | 発達指数DQ |
新版K式発達検査 | 2歳3か月 | 73 |
KIDS(キッズ)乳幼児発達スケール | 2歳7か月 | 45 |
1回目の検査結果(DQ=73)で自閉症と診断されて落ち込み、その後2歳4か月からABA療育を開始して改善するかと思ったところで、2回目の検査結果(DQ=45)。再び落ち込んだのは言うまでもありません。
ちなみにもうすぐ2回目のKIDS(キッズ)乳幼児発達スケールを受ける事になりそうです。
この1年で娘はかなり成長したと思うのですが、毎回落ち込まされている発達検査。どうなることやら。
まとめ
我が家の検査結果を見ると、2つの検査結果で非常に大きな差があります。その差28!
もはや測定誤差というレベルの差ではないでしょう。
結局、発達検査は、検査方式、検査者、タイミングによって大きな差が出るもので、確かな数値が出るというものではないようです。
検査結果の上下によって、一喜一憂してしまうのはしょうがないですが、我が子は我が子である事に変わりなし!
しかし検査結果にバラツキはあるものの、これで発達遅延の状況を計ることは一つの目安になりますし、もしお子さんに発達遅延・自閉症の疑いがあるようであれば、早めに検査を受ける事をお勧めします。
発達検査は受けるまでに数か月かかる事があります。受けようと思ってすぐ受けられるとは限りません。
早め早めに行動しましょう。
もし自閉症と診断された場合、こちらの記事も参考にして下さい。(参考記事)
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